自己正当化型ADHD

自己正当化型ADHD

自己正当化型ADHD

注意欠陥などADHDと同じ特徴を持っては居ますが、物事の考え方が異常に表面的で、合理的な話が通じなく、経過もケアもかなり異なるADHDの事を「自己正当化型ADHD」と呼びます。

 

自己正当化型ADHDはモラルハラスメント、パワーハラスメント、虐待などの加害者になる場合が多いです。ある有名な漫画のキャラクターの名前から取って「ジャイアン型ADHD」と呼ぶ人も居ます。

 

自己正当化型ADHDの基本的な特徴

  • 極端な学歴至上主義だったり、ブルーカラー(肉体労働が主体である、工事現場の作業員などの技能系の職種)に対して強引な差別を行う。
  • 周囲の人を馬鹿にする事が多く、他者を決して褒めない。
  • 自分の価値観が全てで、周囲にしつこく繰り返し自己主張を行う。
  • 自分の価値観以外が存在する事自体が理解できない。
  • 自分の評価にこだわり、もし間違った行動を起こしても、無理がある言い訳を繰り返し、自分が間違えているとは一切認めない。
  • 以上に挙げた特徴以外については、他のADHDと基本的に変わらない。

 

自己正当化型ADHDのケアや診断の難しさ

成人の自己正当型ADHDはコーチングやケアに乗ってくることは無く、様々なハラスメントの加害者になってしまう事が多いです。ADHDの診断を医師がしても、根拠も無く「診断した医師が間違っている」と主張することも多いです。

 

子供の場合も成人の場合も、親や周囲の人間が「自分の価値観は絶対ではない」という事を丹念に合理的に説明する他にありません。特に子供の時に合理的な接し方をする事が大切です。

 

しかし、成人の場合は「自己正当型ADHDの人の側から、ハラスメントの被害者を逃がしてあげる」事しか出来ない事も多いのが問題です。

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