ADHDの人に適した働き方
ADHDの働き方とは
ADHDにも得意分野と不得意な分野(向いていない職業)があります。
これは脳の機能的なもので、その傾向を把握すれば自分に適した職選びの良い指針になります。
ADHDの仕事の仕方の特徴
ADHDは向いていない職業に就いたとき、次のような行動を取ります。
- ミスをしないように気をつけても、同じミスを他でする
- Todoリストを作っても実行出来ない、リストを忘れる、リストを作ったことを忘れる
- 注意されても同じミスを繰り返す
- メモを取ろうとしても聞いたことを忘れてしまう
- 「臨機応変」と「余計なことをしない」の境界が分からず叱られる
- プレッシャーとストレスが重なり、ワーキングメモリーが満杯になり新しいことが覚えられす、新たな注意を忘れてまた怒られる
ADHDは正確さ、臨機応変さ、間違いが許されない職場などは向いていないと言えます。
例としてデスクワーク、検査技師、パイロット、医療関係、秘書、運転業務など(バス、タクシー、整備士)等が挙げられます。
注意点・まとめ
職場でミスが続いたり叱られ続けると自信を失い、また自己評価が下がり「もう働きたくない」から「もう働けない」になりかねません。
社会から離れてしまう前に、思い切って転職することも選択肢に入れてみましょう。
ポイントは苦手なことはせず、得意なことを伸ばすことを考慮することです。自由度が高く、ミスがリカバー可能な職を選んでみましょう。
例として営業職、デザイナー、プランナー、プログラマー、芸術家(作家、音楽家、画家)等が挙げられます。
一番いけないのは「向いていない」とわかっている職種を「前の職場がたまたま合っていなかったから」と、同じ業種を繰り返し入社と退社を繰り返すことです。
これではますます自己評価と自信を下げかねません。
カウンセリング等を受診している方は、カウンセラーに相談するのも良いかもしれません。
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