ADDは天才肌が多いのか
ADDと「天才」「天才肌」とは
ADDの人の中には周囲から「あいつは天才だ」「あなたは天才肌よね」と言われる人も少なくありません。
特徴
それはなぜなのでしょうか?
- 過集中の状態が異常=天才に見える:集中力が通常の人の集中力を激しく逸脱したレベルのため(アラーム、スマホのバイブレーターに気付かない、電話に出ない、他の物に目もくれない、食事・排泄行為も忘れる等)その異常さが「天才」に見えることがある
- ある分野に対する記憶力が異常に高い=天才に見える:興味のある分野にはとことんのめり込むのがADDなので、情報収集、構築、まとめ上げる能力も他の日々の仕事との差があまりにも激しいため「天才肌」と思われる
- 発想や発言が突飛=想像力豊かな天才に見える:他人の意見、意思疎通が出来ない、空気を読むことが出来ないことがかえって「世相を読む」「流れを読む」などから逸脱した独創的な創造物になることがあり、それが天才の仕事に見えることがある。
ADD、ADHDと思われる人物
ピカソ (1881-1973)
キュビズムの巨匠でもあるとおり、常人には思いつかない突飛な(でも理知的な)アイディアを思いつき形にする事が出来る。最も多作な作家の一人で、一つの作品を書き終わる前に次の作品に取りかかったり、アイディア出出しをしていたと思われる
ダリ(1904-1989)
自らを天才と称し、数々の奇行や逸話がある。ピカソ同様多作で、新しい物へのアンテナは高かったが、それは同時に目の前の一つの仕事への注意力散漫の現れでもある。友人達の前などでは奇行はせず、非常に理的な物静かな成年だったと伝えられている
ADDやADHDの人の中にも「天才」と言われる人は多く存在すると考えられていますが、ADDが必ずしも天才というわけではありません。
注意点・まとめ
サヴァン症候群とは違い大幅な知的な遅れはなく、基本的に過集中などによる技術習得のすえ才能が発揮されていく人が「ADDで天才肌」の人と見えるのかも知れません。
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