ADHDと遺伝子検査

ADHDと遺伝子検査

ADHDと遺伝子検査

ADHDの原因だと言われているものには、さまざまなものがありますが、遺伝が関わっているという説も有力なものです。現状、ADHDの診断は精神科や心療内科の問診などで行われていますが、遺伝が関わっているのであれば、遺伝子検査によってもわかりそうなものですよね。

 

ここでは、ADHDと遺伝子検査について考えてみましょう。

 

ADHDは遺伝子検査でわかるのか

前述したとおり、ADHDには遺伝が関わっているのではないかというのは、有力な説です。しかし、これは現状まだまだ確証がもてている状態ではなく、原因だと予測されるものの1つといった位置づけです。

 

まだまだ遺伝が関わっているかどうかもわからない上に、この遺伝子を持っているとADHDが発症する・・・といったような事実もないため、ADHDにおいて遺伝子検査をすることはできません。

 

特定の病気については、子供がまだ生まれる前に母親のお腹にいる頃からわかるものもあります。しかし、これはどの遺伝子がその病気に関わっているのかが、はっきりと判明しているからです。

 

その点、それがわかっていない上に、遺伝が関わっているかどうかにも確証が持てないADHDでは、出産前に子供がADHDであるかどうかを遺伝子検査によって調べるということはできないというわけです。

 

ADHDの検査の仕方

では、ADHDかどうかの検査をはっきり受けるにはどうすれば良いのでしょうか。

 

検査は、冒頭のとおり精神科や心療内科で行われています。

 

そこで行われる検査は、問診や知能検査、脳波・MRIなどの脳の検査といったようなものです。脳の検査はしない場合もあるでしょう。

 

こうした検査によってADHDかどうか、もしくはその疑いがあるかどうかを調べるのは、3歳くらいからがいいでしょう。ただし、3歳〜5歳など、比較的幼い頃だと周囲の子供もADHDっぽい行動をとることがあるため、100%ADHDかどうか診断できない場合もあります。

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