ADHDと瞑想

心の安定を求めて、瞑想をするという方が増えています。瞑想をすると、心身ともにリラックスでき、瞑想をしていないときでも幸せな気分で過ごすことができるようになるようです。

ADHDの方でも、瞑想をすればそういった効果は得られるでしょう。それが症状の緩和につながるのではないでしょうか。

瞑想は本格的に取り込むと、さまざまなやり方があり、複雑です。

簡単な方法をひとつご紹介しましょう。

静かな環境でやることが鉄則です。他には、楽な姿勢をとり、目を瞑ること、腹式呼吸のやり方をマスターすることです。

座禅を組めると一番良いのですが、あぐらや正座でも構いません。

楽な姿勢で座り、目を伏せ、頭を空っぽにして腹式呼吸をしていれば、それで瞑想の出来上がりです。

座った状態での腹式呼吸が難しければ、仰向けに寝ると楽にできるようになります。ただし、仰向けになると、いつの間にか本当に寝ていたりするので、注意が必要です。

研究結果などがあるので、必ずしもADHDに瞑想が効くとは言い切れません。しかし、心の平安という部分では、衝動性に作用する可能性があります。

ただ、ADHDの方だと、集中するのが難しいため、瞑想を続けるのが困難だということもあるでしょう。その場合は、長時間瞑想をする必要はないでしょう。３分くらいでも、やらないよりは効果を期待できます。

瞑想をすると、心の平安を保てるため、感情のコントロールもしやすくなります。ですから、瞑想を習慣化し、毎日少しずつでも続けること、そして治療と並行して行うことで、ADHDの症状の改善に効果が期待できます。

治療を行っているという場合は、瞑想を始めたからといって治療をストップしないように気をつけてください。