ADHDとうつ病
ADHDである人は、学校や会社などで失敗を繰り返し、そのせいで教師または職場の上司に叱られ、自分に劣等感を抱いてしまったり、自尊心が低くなりがちです。その様な中、
- 人間関係の問題
- 仕事の失敗
- 家庭内の問題
- 金銭がらみの失敗
などの問題が重なると、うつ病を併発してしまう可能性があります。
うつ病になると気分の落ち込み、あらゆる事への興味の喪失、やる気の低下などがあったり、そのままにしておくと自傷行為に走ってしまったり、自分の部屋に引きこもりがちになってしまう可能性があります。
もしうつ病になったとしても、本人だけでは自分がうつ病になっている事に気付かないどころか、以前よりも出来ない事が増える事によって、より一層自分に対して劣等感を感じてしまい、症状を悪化させてしまいますので、早い段階で家族や周囲の人間が気付いてあげて、精神神経科や心療内科などの医療機関で診察・治療を受けさせる事が大切です。
うつ病には以下の様な特徴があります。
〜精神面〜
- 何をしても楽しくない
- あらゆる事に興味が湧かない
- 食欲がない
- 悪い方へばかり考えが及ぶ
〜身体面〜
- 寝つきが悪い、ぐっすり眠れない、よく目が覚めるなど
- 疲労、倦怠感
- 肩のこりや背中の痛み
- 食欲低下
この様な症状が見られる場合は、医療機関で医師に相談するべきです。
うつ病の注意点
一度うつ病になってしまうと、寛解(社会生活で問題なく生活できる状態)する事は可能ですが、完治する事は出来ません。ほんの少しの失敗で、再びうつ病になってしまう可能性があります。
その為、家族や身近な人がサポートをしてあげる必要があります。また、場合によっては環境を変える(社会人の場合は転職するなど)必要があります。
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