後天性のADHDはありえるのか

後天性のADHDはありえるのか

後天性のADHDはありえるのか

ADHD(注意欠陥多動性障害)を含め、発達障害は先天性の障害であると知られています。そのため、親の育て方などが影響して、発生する障害ではないということはよく言われていることです。

 

ですが、本当にADHDは先天性の障害で、後天的に発生することはないのでしょうか。

 

ここでは、後天性のADHDについて考えていきましょう。

 

ADHDは先天性の障害?

前述のとおり、ADHDを始め、発達障害は基本的には先天性の脳機能障害であると知られています。発達障害に関しては、まだ医学的にもわかっていないことが多いですから、完全に先天性のものしかないとは、断定はできていません。まだ、有力説であるという段階です。

 

ですから、ADHDも先天性と考えられる方が圧倒的に多いでしょう。

 

なぜ、先天性であることが有力説なのかというと、ADHDは遺伝しやすく、血縁者に共通して現れやすい障害だからです。

 

また、かなり幼い頃から発症が発覚することもある障害であることも、その一因と言えます。

 

後天性のADHDはありえないのか

それでは、ADHDは100%先天性で、後天性というものはないのでしょうか。

 

これについても、発達障害について医学的に明らかになっていない部分が多いですから、絶対にないとは言い切れない状況です。

 

事実、周囲の人間関係、生活環境、また体に有毒な化学物質の影響などで、後天的に発生することもあり得るという考えもあります。

 

また、うつ病など他の病気の誤診として、ADHDと言われることもあるでしょう。この場合、それまでの人生でその傾向がなかったのであれば、後天的に発症したと思ってしまうかもしれません。

 

基本的には、先天的に発生するものですから、大人になってADHDと診断され、しっくりこないのであれば、他の病院でも検査を受けてみましょう。

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