ADHDの人の就職活動
ADHDと診断された人も、いつかは大人になり、社会に出なければなりません。その際に求職活動という壁に当たってしまう人も多いと思います。
ADHDの人は何かに集中すると能力をフル活動させて信じられないほどの成果を挙げますが、単純な作業などでは簡単なミスを何度も繰り返してしまいます。その為、就く職種によっては高評価をされたり、低評価をされてしまったりします。
その為、まずは自分がどんな仕事をしたいのか、どんな仕事に向いているのかをしっかりと考える必要があります。
向いている職種
ADHDの人には
- 独特の感性を持っている
- フットワークが軽く、アクティブに動く事が出来る
- アイディアが豊富
等といった長所がありますので、それが活用できる役職を探すと良いでしょう。
クリエイティブ系の仕事や体を動かす事が多い営業などの仕事が向いているのではないかと思います。
逆に、単純な作業を繰り返し行わなければいけない事務系の仕事には向いていないでしょう。
また、集中力が途切れた時に気分転換が気軽に出来るような社風の会社ではないと、段々辛くなっていくと思いますので、就職面接の時に見極める必要があります。
すぐに就職する前に
別の手段として、学校卒業後にすぐに正社員の道を選ぶのではなく、アルバイトやインターンシップなどを経験してみて、自分の得手不得手を見極めてから就職先を探すのも良いと思います。
困った時に活用できるサービス
それでも上手く仕事が見つからない場合は、住んでいる地域の地域障害者就職センターかハローワークに相談するという方法があります。ここでは就職に向けての職業準備支援や就職先の紹介を頼む事ができます。また、職場へのジョブコーチ(発達障害がある人に仕事の進め方を実践的に指導する役割)の派遣を頼む事も出来ます。
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