ADHDの自立支援制度

ADHDの自立支援制度

ADHDの自立支援制度

ADHDで治療を行っていくと、治療費がかさんでいきますよね。治療をストップすることもできませんから、家計を圧迫することもあるでしょう。

 

そんなときに考えてみたいのが「自立支援制度」です。なんとなく、耳にしたことくらいはあるのではないでしょうか。

 

ここでは、ADHDでも利用できる自立支援についてご紹介します。

 

自立支援医療とは

自立支援医療とは、精神疾患で通院している方々のために、医療費の自己負担額を一般の3割負担から、1割負担に軽減する社会保障制度のことです。

 

ADHDで通院していると、特に薬が色々と必要な方になると、毎月の医療費に悩まされることも少なくないでしょう。そういう時に、自立支援医療を利用すれば、3割負担が1割になるため、経済的に楽になります。

 

そのため、医療費が高すぎて治療をストップしてしまうということを、しなくてもよくなります。

 

ただし、この自立支援制度は、申請が必要です。

 

自立支援医療の申請

自立支援医療を申請するには、市区町村の担当窓口に行く必要があります。もし、ADHDでの精神障害者保健福祉手帳の申請もお考えの場合は、同時に申請が可能ですから、覚えておきましょう。

 

自分が自立支援医療の対象になるかどうかは、治療を受けている病院の医師に訊いてみるといいでしょう。発達障害を専門としている医師であれば、自立支援医療について知っているはずです。

 

申請時には、治療を受ける医療機関と薬局を自分で指定します。医療機関は診断書を書いてくれる医療機関のみ指定可能です。自立支援医療は、このとき指定した医療機関と薬局でのみ対象となります。医療機関は1箇所しか指定できませんが、薬局は2箇所指定可能です。

 

申請についてのルールは変更される場合もありますから、申請をお考えの場合は、一度担当窓口で、何が必要なのかを問い合わせた上で準備をしましょう。

 

申請が通れば、受給者証を受け取ります。この受給者証を見せることで、指定した医療機関・薬局において、自立支援医療の制度を受けることができます。

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