ADHDの離婚率

ADHDの人と結婚を考えるとき、ADHDの人との離婚率がきになることもあるかもしれません。ADHDの人の離婚率は、通常に比べるとどうなのでしょうか。

ここでは、ADHDの離婚率について考えてみましょう。

どちらかがADHD、または両方がADHDの場合の離婚率について、正確な数値のデータはありませんが、通常の場合よりは高いと言われています。離婚についての相談でも、配偶者がADHDなどの発達障害であるということは珍しくないようです。

これは、ADHDだと離婚する確率の方が高いということではありませんが、やはり通常の場合よりも離婚に至りやすいということでしょう。

なぜ、ADHDの人の離婚率は高いのでしょうか。それにはやはりADHD特有の行動が関係しているでしょう。

例えば、ADHDだと物事に集中できないためか、家事を最後まで終わらせるということが難しく、夫が家に帰ってきても家事が全く終わっていないということは珍しくありません。また、子育てについても、子供の世話ができないということもあります。

仕事をすぐクビになってしまうだとか、そのために賃金が少ないというようなこともあるでしょう。

ADHDの人でも、うまく治療が進んでいれば、そのようなことはなく円満な結婚生活を送ることができます。しかし、治療を受けていなかったりすると、離婚という展開になることは珍しいことではありません。

ADHDの人ばかりに非があるというわけではありません。配偶者がADHDであるということを公表しておらず、サポートもしてくれない人と結婚してしまうと、たとえ治療を受けているADHDの人であったとしても、精神的な辛さから離婚を考えることもあります。