ADHDと受験

ADHDの方でも、進学をしようと思えば受験勉強が必須になります。しかし、なかなか集中できないADHDの方々は、受験勉強も苦戦する方が多いかもしれません。

ここでは、ADHDと受験勉強について掘り下げていきましょう。

ADHDの方々は、長時間集中して何かに取り組むというのが苦手な方が多く、受験勉強のように時間をかけて勉強するのが大変だという方も少なくありません。

また、時間の感覚が鈍いため、休憩しようと勉強から離れてふと気づいたら何時間も経っていたりということもあるでしょう。

長時間続けて勉強ができない、且つ休憩が多くなってしまうとなると、受験勉強に取り組む時間が少なくなり、なかなかはかどりません。

好きな教科であれば、覚えもよく長時間集中することも可能でしょうけれど、受験勉強は高校受験にしても大学受験にしても、まんべんなく勉強することが必要になります。

ADHDの方が受験勉強で苦労するというのは、すべての教科を勉強しなければならないという点に問題があるでしょう。

勉強自体が好きで、すべての教科に興味を持てる方は、受験勉強で困ることはないでしょう。ただし、過集中による集中しすぎには気をつける必要があります。睡眠も忘れて集中をしてしまうこともありますから、体を壊してしまうかもしれません。

得意科目以外に問題を抱えているADHDの方は、得意科目は100％と言えるほど点数が取れるようにしておけば、他の科目の点数が少し低かったとしても、大きな問題にはなりません。

苦手な科目は、短時間でちょこちょこ勉強するようにすれば、集中力不足の問題も解決できるでしょう。

休憩に関しては、タイマーを利用するなどしてコントロールするようにしましょう。