ADHDと不登校
ADHDの方々は、勉強面やコミュニケーション面で問題を抱えることが多いため、学生時代に学校に行きたくない、いわゆる「登校拒否」になってしまうこともあります。
ADHDの子供が登校拒否をするようになり、不登校になった場合どうしたらいいのでしょうか。
ここでは、ADHDと不登校について考えていきましょう。
なぜ不登校になってしまうのか
ADHDの子供が学校に行きたがらず、不登校になってしまう理由はいくつか考えられるでしょう。
まず、基本的に教室に長時間座っているのが苦手で、苦痛であるということです。学校にいると、ほとんどの時間は椅子に座って黒板を見ていますが、これが苦手だというADHDの方は多いでしょう。
さらに、授業に集中できないということは、勉強がわからなくなってしまうということですから、そこでも問題が発生します。
周囲のクラスメートたちとの関係性、また先生たちとの関係性も重要です。本人は普通にしているつもりでも、周囲から見ると理解できないような言動をとってしまいがちなのがADHD。例え学校側にそれを伝えていたとしても、正確に理解してもらえるかどうかは個人個人にかかっています。
もしも、担任の先生の理解が甘い場合、クラスメートだけではなく先生にまでよく怒られるということが続くと、ADHDの子供は学校が居心地が悪く感じて、登校拒否をするようになるでしょう。
不登校になったときの対策
ADHDの子供が不登校になってしまうと、家族は学校に行かせたいと思うでしょう。小中学校なら、学校に行かなくても留年したりということはなく、卒業できる場合が多いですから、最低限行っておけばいいかもしれません。でもそれでは、勉強面が気になりますよね。
子供が登校拒否をするようになった場合は、その原因を理解し、主治医との連携のもと子供の心のケア、そして学校側へサポートを求めることが重要です。
どうしても行きたくないというなら、しばらくは家で勉強させたりするのもいいでしょう。高校・大学になると今は通信制というのもありますから、子供の性格・興味によっては、そういったものを利用するのもいいのではないでしょうか。
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