ADHD アスペルガー症候群 違い

ADHDとアスペルガー症候群の違い

ADHDとアスペルガー症候群の違い

アスペルガー症候群とは、知的障害は伴わないですが、興味・コミュニケーションについて問題が見られる発達障害です。

 

ADHDも発達障害であるため、度々混同されがちですが、その2つには違いがあります。しかしADHDの人がアスペルガー症候群を併発してしまう場合もあります。

 

ADHDとアスペルガー症候群の違いを見てみましょう。

 

ADHDとアスペルガー症候群の具体的な違いの例

行動原則

【ADHD】納得しないと行動しない。変化を好む。
【アスペルガー】納得しないと行動しない。保守的である。

 

多動傾向

【ADHD】新しい物好き。引越しや転職、結婚などを繰り返す。
【アスペルガー】一つのことを保守的に続ける。同じ服を着続ける。

 

注意欠陥

【ADHD】時間を守れない。物をすぐ忘れる、失くす。
【アスペルガー】時間は守る。決まった計画は実行できるが、何か変化があった時に臨機応変に対応する事が出来ない。

 

対人関係

【ADHD】全体的に希薄である。他人に対してドライである。
【アスペルガー】愛着を持つか無視をするかのどちらかに割り切っている。

 

状況理解

【ADHD】相手がどの様に思っているのか、気持ちが分からない。
【アスペルガー】状況は分かるが独特の理解をする。「空気が読めない」と言われる。

 

物へのこだわり

【ADHD】実験道具など実用的な物が好き。
【アスペルガー】実用的ではなくとも、自分の思い出の品などに愛着を持つ。

 

ここに挙げたものはほんの一部ですが、ADHDとアスペルガー症候群は考え方が違うと分かっていただけると思います。

 

もし自分の子供がどちらなのか、自分自身がどちらなのかが分からない場合は、精神神経科を受診し、医師に判断して貰いましょう。もし併発をしているようであれば、医師にどの様に対処するべきかアドバイスを貰いましょう。

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