ADHDとPTSD

ADHDとPTSD

ADHDとPTSD

PTSDという言葉をご存知でしょうか。一昔前に、PTSDに関してマスコミが報道していたこともあるので、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。

 

ADHDの方々は健常者の方々よりこのPTSDを発症しやすいと知られています。

 

ここでは、PTSDとは何か、ADHDとの関係をご説明していきましょう。

 

PTSDとは

PTSDとは、Post Traumatic Stress Disorderという英語の頭文字をとったもので、日本語でいうと、「心的外傷後ストレス障害」という風になります。

 

過去体験したショックな出来事や強い精神的ストレスにより、心に傷が残ってしまい、時間がたってもその経験を忘れられず、強いと感じるような障害です。

 

具体的には自然災害や事故、犯罪被害などのような、日常では考えられないような出来事が原因となります。

 

ADHDだとPTSDになりやすい?

ADHDだとPTSDになりやすいというのは、どうやら本当のことのようですが、それはなぜなのでしょうか。

 

まず1つに考えらるのが、ADHDの方は非常にストレス耐性が低いということです。そのため、健常者の方ならPTSDにならないような状況でも、PTSDになってしまうこともあります。

 

また、衝動的な行動から危険な目にあう確率も通常よりは高いため、PTSDの原因となるような出来事に遭遇しやすいのです。

 

PTSDになったら

もしもADHDの方がPTSDになったと感じたら、まずはADHDの治療をうけている主治医に相談をしてください。その医師がPTSDも対応できるようであれば、そのまま診断となるでしょうし、専門外であれば、適切な医療機関を紹介してもらえるでしょう。

 

ADHDは治るとは言い難いのですが、PTSDはADHDよりは克服しやすい障害です。ADHDの治療と一緒に気長に治療に取り組みましょう。

スポンサーリンク