ADHDの二次障害
子供の時点でADHDの治療を受けずにそのままの状態にして大人になってしまうと、二次障害(他の障害を負ってしまう)が起こる可能性があります。
それは心理的な影響と行動面での影響の2つに分ける事が出来ます。
〜心理的な影響〜
- 自己評価の低下、欠如からうつ病を引き起こしてしまう
- 上記と同一の理由から引きこもり(不登校等)になってしまう
- 学習意欲の低下、欠如によって学習をしなくなる
- 不安障害を引き起こしてしまう
- 対人恐怖症になってしまう
〜行動面での影響〜
- 自分の周囲に対して反抗的、挑発的になる
- 他人や猫などの動物を虐待してしまう
- 非行に走ってしまう(無免許でのバイク運転や他人への暴力等)
- つい嘘をついてしまう
- 自分が欲しいと思った物を万引きしてしまう
その他にも解離性障害、適応障害、アルコール依存症、薬物依存症、買い物依存症、ゲーム依存症、インターネット依存症等にもなりやすくなります。
早目の対応を
ADHDの大人の場合、職場の環境や会社内での他者との付き合い方や仕事の進め方によってうつ病を併発してしまい、職場に通えなくなる場合もあります。
それを予防する為にはまず、子供のうちに家族がADHDに気付き、早めに精神神経科や心療内科等の医療機関で治療を受け、家庭で子供にとって正しい対応をする事が大切です。
何も対処せずに大人になり、犯罪を起こしてしまったり、何かの依存症になってしまうと、家庭崩壊を起こしてしまったり、いずれはADHDである自分自身の身をも滅ぼしてしまいます。
そうならないためにも、家族でサポートをしてあげて、二次障害を引き起こさない様に早期に問題を解決する事が必要となります。
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