ADHDとパニック障害

ADHDとパニック障害

ADHDとパニック障害

パニック障害とは

パニック障害とは、不安が無いのに突然動悸、息苦しさ、眩暈等を起こす症状です。

 

私は以前、体調不良の為にしばらく休職していた会社に行こうとした時に電車に乗ったら、頭の中に沢山の文字や映像が渦巻いて目の前が殆ど見えなくなり、耳元で誰かに怒鳴られている様な幻聴を起こし、心臓がバクバクと激しく動き、まともに呼吸が出来なくなったので、停車した隣の駅で必死に電車を降りてすぐに家に帰った経験があります。

 

ADHDとパニック障害は併発するか

ADHDの人は、自分では処理しきれない仕事をどんどん与えられたり、どう対処していいか分からない状況に陥った時にパニック状態にはなりますが、ADHDとパニック障害は併発しません。

 

しかし、ADHDと不安障害を併発した結果、パニック障害になってしまう可能性があります。

 

不安障害と言っても症状は幅広く、強いトラウマで日常生活に支障をきたすPTSDや何度も手を洗ってしまう強迫性障害、特定の場所に行ったり特定の人に会った場合に起こるパニックなど、全て不安から来る障害の事を言います。

 

もしADHDと不安障害を併発した場合、治療には時間がかかります。しかしどちらも投薬によって症状を改善する事が可能です。

 

対処法

もしパニック症状を頻繁に起こす様な状態が続けば、精神神経科や心療内科などの医療機関でその事を話し、症状を抑えるための薬を処方してもらいましょう。

 

ADHDの人が、ある程度予測できるパニック(過剰にストレスがかかる事を行ったり、対処法が分からない状況に陥った時に起こすパニック)を起こした場合は、パニック障害では無い場合もありますので、まずは医師にどの様な状況でパニックを起こしたかをしっかりと伝えましょう。

 

※ちなみに、アメリカの研究機関が発表したデータによると、ADHDの人が不安障害を併発する可能性は14.4%となっています。

スポンサーリンク