ADHDの恋人への対応

もし自分の恋人がADHDの場合、どの様な対応をするべきでしょうか。

恋人同士になる理由は人それぞれ違うと思いますが、ADHDだからお付き合いを始めたという人は居ないでしょう。

お互いに何か魅力があり、惹かれあって恋人になるものです。

そして仲良く過ごす事もあれば、些細な喧嘩をしてしまう事や、仲直りしてまた仲良く過ごす事もあるでしょう。

しかし、恋人がADHDである場合、ADHDではない人では起こらない事が起こる可能性があります。

恋人の家に行った時に、部屋中が色んな物で溢れていて、しかも乱雑に置かれている可能性があります。その時はまず恋人に「片付けたいか、このままにしておきたいか」を確認し、もし「片付けたい」と言われたら、一緒に部屋の掃除をしましょう。

もし「このままにしておきたい」と言われた場合は、恋人なりのこだわりの結果、部屋が乱雑になっている可能性がある為、余計な手出しはしない方が良いでしょう。

もし恋人から「自分はADHDだ」と言われた場合、書物やインターネットなどでADHDの症状について少しでも良いですから知識を付けておきましょう。

そうしておけば、突然恋人が何か問題行動を起こした場合に、すぐに適切な対処やサポートが出来るようになります。

恋人がADHDだからと言って、変に身構える必要はありません。

お互いに惹かれあって恋人同士になったのですから、一緒に同じ物を見聞きしたり、笑いあったり、お互いに言いたい事があれば言い合えば良いと思います。

ADHDの恋人が「自分にはこの人がいないと駄目になる」と、依存状態になってしまう事はあまり良くありません。

ADHDの恋人はいずれ「自分はいつか見捨てられてしまうのではないか」と考え始め、相手を束縛してしまいます。

健全で親密な関係を続ける為にも、常に一緒に居る事はせずに、一人になる時間を作ったり、恋人とばかり会うのではなく、友達とも会って遊べるようにする事が必要です。