ADHDの子供への対応

ADHDの子供への対応

ADHDの子供への対応

もし自分の子供がADHDであった場合、どの様に対応して行くべきでしょうか。

 

ADHDは先天性の物であり、しつけや育て方が原因でADHDにはなりませんが、間違ったしつけや育て方をすると症状の悪化に繋がってしまいます。その為、状況に合わせた適切な対処を常にしていく必要があります。

 

学校の宿題に集中できない場合

まず、子供の周囲からテレビやおもちゃなどの刺激物を排除します。周囲に興味を引く物があれば、そちらに夢中になってしまうからです。

 

また、学習机の両端に壁を作ったり、部屋の角に出来る三角のスペースを学習机にして、余計な物に目が行かないようにしましょう。

 

やらなければいけない事が出来ない場合

学校の宿題、翌日の学校で使う物の整理、おもちゃの片付けなど、やらなければいけない事が上手く出来ない場合は、「何時から何時までに何をするか」を書いた一覧表を作り、目が届きやすい場所に貼り出しましょう。

 

ADHDの子供は言葉による指示よりも、視覚的な指示の方がすんなりと受け取りやすいからです。

 

きちんと褒める

ADHDの子供が、何かの作業を上手に出来た場合、すぐにその場でよく褒めてあげる事が大切です。また、褒める時は子供に目線をしっかりと合わせて、場合によっては抱きしめて、「親はこんなに喜んでくれた」という事を感じさせましょう。

 

それがいずれは子供が自分に自信を持ったり、自尊心を高めるきっかけになります。

 

他の子供に対して暴力を振るったり、好ましくない行動を取った場合

もしADHDの子供が他人に暴力を振るったり、大声を突然上げた場合、口で叱るだけでは反抗心を刺激するだけです。

 

その為、優しく声をかけて、興奮状態である子供の心をまずは落ち着かせ、落ち着いたら褒めてあげ、その後に「何故そんな事をしたのかな」「今度は同じ事をしないようにしようね」と優しく諭してあげる事が大切です。

 

ADHDの症状が非常に重く、対応が困難な場合

あまりにもADHDの症状が重く、家庭内で治める事が出来ない場合、短期の治療施設(情緒障害児短期治療施設)に入所させ、専門知識を持っている指導員の下で生活させてみる方法もあります。

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