ADHDの親への対応

ADHDの親への対応

ADHDの親への対応

親がADHDであり子供はADHDでない場合、または親子共々ADHDである場合、親とはどの様に接するべきでしょうか。

 

子供を幼稚園に通わせたり小学校に通わせたりすると、必ず親同士のネットワークが出来上がります。(所謂「ママ友」の関係です)そのネットワークの中で問題が起こると、子供同士の友達関係にも影響を及ぼす事があります。

 

では、そのネットワークの中で問題が起こった場合、起こりそうな場合はどの様に対応するべきでしょうか。

 

頼んだ事や自分からやると言い出した事が出来ない場合

親も参加する学校行事の打ち合わせ等で、ADHDの親が「私がこの役を引き受けます」と言ったのにも関わらず、当日にその役目についてすっかり忘れてしまっている場合があります。

 

また、「このゴミを焼却炉に捨ててきてください」とお願いした後、いつまで経っても戻ってこないので様子を見に行くと、「気になったから」という理由でゴミの事はすっかり忘れて焼却炉の近くの自転車置き場で自転車をひたすら並べている場合があります。

 

もしママ友であれば、ADHDの親が引き受けた役目を忘れないように、前日にメモを取らせるようにしたり(そのメモは目に付きやすい場所に貼り付ける様に促してください)、何か頼みたい事があれば一緒に作業をしてあげましょう。

 

興奮して話が止まらない場合

ママ友達で世間話をしている時に、急に興奮して自分の事を語り続ける場合があります。その場合は、まずは気分を落ち着かせ、本当に言いたい事は何なのかを問いかけてあげてください。案外、単純な困り事で興奮しただけである場合が多いです。

 

ADHDの親の行動によって、他のママ友がストレスを感じてしまう可能性は十分高いですが、子供が中学生位になると、自然とママ友のネットワークは解体していきます。それまでは、いずれは子供の為になるかもしれないと思って、ADHDの親をサポートしてあげましょう。

 

また、幼い頃からADHDの治療を受けている人の場合、急に興奮し出す様な事や、単純な事が出来なくなる事はあまりありませんので、ほんの少しの手助けがあれば全く問題無くネットワークの中に入れるでしょう。

 

「ADHDだから」という理由だけでママ友のネットワークから外してしまう事は、子供の事も考えると好ましくはありません。

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