プログラマーのADHD
ADHDに限らず、発達障害をお持ちの方で、プログラマーやシステムエンジニアになっているという方は、多く存在します。その障害の特性から、健常者の方々よりもこういった仕事に向いている方が多いためでしょう。
しかし、それはなぜなのでしょうか。
ここでは、ADHDがプログラマーとして働く場合について考えてみましょう。
ADHDはプログラマー向き?
全ての方にあてはまるわけではありませんが、ADHDの方がプログラマーになりたいと思っているとき、多くの場合、それは天職であると本人が感じるほど、うまくいくでしょう。
プログラマーという仕事は、黙々と1つのことに集中して取り組むという力を求められます。ADHDは集中力がないのでは?と思ってしまうかもしれませんが、ADHDの方は、「好きなこと・興味のあること」に関しては、過集中という集中しすぎるという症状が出てしまうほど、集中してしまうのです。
ですから、ADHDの方が本心からプログラミングに興味を持っていて、それを好きだと感じている場合、その方面で異常なほど能力を発揮するという方もいます。
プログラマーになって問題はないのか
ADHDの方でプログラマー向きだという方は、実際にプログラマーになったときに、何か障害のせいで問題が起きたりはしないのでしょうか。
考えられるのは、過集中の症状が出てしまって、徹夜続きで体を壊してしまうというようなことです。プログラマーという仕事をされている方は、納期が近づくと残業がすごいことになったりするのですが、健常者であれば眠いと感じれば仮眠をとったり、寝るために1度家に帰ったりということをするでしょう。しかし、ADHDの過集中の症状が出ているとき、そういったことに気づけません。
そういう面で気をつけていれば、プログラマーという仕事をする上でADHDの症状がネックになることは、心配するほどにはないでしょう。
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