ADHDの人が起業する場合

ADHDの方は、学習障害があるというわけではありませんし、さまざまな才能がある方も多くいらっしゃいます。

その中には、起業をしてしまうというほどの方もいるのです。ADHDのことを詳しく知らない方だと、簡単には信じられないかもしれませんね。

ここではADHDの方の起業について掘り下げていきましょう。

ADHDだからといって、自分で起業して責任ある立場になれないというわけではありません。寧ろ、起業した方が成功しやすい面もあるでしょう。

起業というのは、事業を興す、つまり経営者になることですが、経営者になれば、ADHDであるからといって周囲に差別されるということはなくなります。

また、自分で自分の苦手なことがわかっているため、それをカバーできるように人を配置することも可能です。

ですから、ADHDの方でも、自分のADHDについてよく知っている方なら、起業をすることに何の問題もないでしょう。もちろん、経営者としての適正がなければ、起業しても失敗してしまうかもしれませんが、これは健常者の方と同じ条件です。

ADHDの方が起業をするときに、障害について気をつけるといいことはどんなことでしょうか。

まずは前述のとおり、自分の障害についてよく知っておき、苦手なことを把握しておくことです。また、自分の苦手なことについてサポートしてくれる人員を配置できれば、理想的です。

仕事をする上で、近い立場にいる方々にも障害について知っておいてもらえると、助かることがあるでしょう。

そういったことに気をつけていれば、雇われる側よりも寧ろ雇う側になったほうが、ADHDの方は障害の特性をうまく個性として発揮できるかもしれません。