ADHDと面接
ADHDと面接とは
周囲との空気を読むなどの対人スキルが元々低いADHDの人は、自己をアピールし自分の得意分野・会社にとって利益になることなどの表現が苦手です。
特徴
面接は回数と練習をこなすことである程度慣れることが出来ますが、ADHDの場合次のような特徴があり、難しい場合があります。
- 相手の言うこと(この場合面接官、グループセッションなら受験者)が理解できない
- 自分が言いたい事を言葉にまとめることが難しい
- 会話や質疑応答で混乱し、頭が真っ白になる
- これまでの経験から(試験内容などから)質疑応答の予想を立てることは出来るが、用意できていない質問が飛んでくるとうまく解答できない
- 頭が一度混乱すると、自分でも理解できない意味不明なことを言ってしまう
「臨機応変」が不得意なADHDは、予想外の展開になった場合の「練習」を積むことが出来ません。
注意点・解決策・まとめ
(1)支援センター等の利用
ハローワークなどでは「発達障害者相談支援センター」や「若年コミュニケーション能力要支援者就職プログラム」などを案内されることがあります。
特に面接に不安を覚えている場合は「面接の模擬対応」を行っている場所もあるので、休職期間や前の仕事を辞めた理由などについて念入りに練習を積み重ねるのも良いでしょう。
(2)得意な事の職に就く・そのスキルを磨く
別項目にある「ADHDに向く仕事」の中にある職業の中で、これという仕事に思い切って転職する事も視野に入れましょう。
ADHDに向く仕事は基本的に「実力主義」の世界が多く、スキル重視で面接での対応・反応はあまり重要視されません。
スキルがないという場合は専門校で学んだり、実力がつけばそのつてで就職先を斡旋してくれる場合もあります。
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