ADHDの時間管理

ADHDの時間管理

ADHDの時間管理

ADHDの方々が苦手とすることの1つに、時間管理があります。ADHDの方々は時間管理が苦手だったり、時間の感覚がにぶいため、遅刻をしたり、いつもギリギリだったり、締め切りに間に合わないということがよくあります。

 

ADHDの方は何故時間管理が苦手なのでしょう。そして、改善する方法はあるのでしょうか。

 

ADHDの方が時間管理ができない理由

ADHDの方々は、元々時間に対する概念が鈍い方が少なくありません。ADHDではない方にはわからないかもしれませんが、時間は経つものであるという感覚がないのです。数字として、時間を理解していても、例えばあと1時間しかないとわかっていても、その1時間が無限に感じたりします。

 

また、何かに集中してしまうと、さらに時間が経つものであるということを忘れてしまいます。そして、集中状態からはっと我にかえると、約束の時間をとっくに過ぎていたり・・・ということがあるのです。

 

時間を守るというのは、特に日本社会では重視されることですから、なんとか改善できなければ、社会に出て責任のあることをする時に、非常に困ることになるのです。

 

時間管理をできるようになるためには

ADHDの方々が時間への概念を鍛え、時間管理をすることができるようになるためには、それこそ時間が必要です。

 

例えば、何かに取り組む時にアラームをつけていて、その時間内に終わらせると決めれば、アラームの音には反応できますから、例え時間を忘れてしまっても、アラームの音で気付くことができるでしょう。はじめのうちは、掃除や食事、読書、ゲーム、テレビなどなど、誰もが行う日常の動作全てにアラームを設定してみるといいでしょう。

 

1日のタイムスケジュールを作って、スケジュール管理をしてみるのも、トレーニングになります。ただし、スケジュールは余裕をもって立てましょう。キツキツにすると、守ることが困難になります。

 

そういうことを続けていれば、そのうちアラーム設定をしてさえいれば、時間管理がきちんとできるようになるでしょう。アラームの必要がなくなるほどになる場合もありえます。

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