ADHDで人見知りの場合

ADHDで人見知りの場合

ADHDで人見知りの場合

ADHDと人見知りの関係とは

ADHDの人の中でも多動性が強く出ていない場合は、「おとなしい人」「あまり人と関わらない人」と、「人見知り」で片付けられる場合が多くあります。

 

実際にADHDなのか通常の人なのか、専門機関にかからないと分からない部分も多々あります。

 

ここでは、ADHDと診断されている方と人見知りについての関係性を見ていきます。

 

特徴

脳の機能障害であるADHDは、「何を言ったらいいのか分からない」「何を返答すればいいのか分からない」等から結果として人とのコミュニケーションが上手く取れない場合があります。

 

  • 人前で話すことに激しい緊張がある
  • 自分の意見を言うのが苦手・嫌悪感がある
  • 何を言えばいいのかが分からない
  • 話すことに対して不安や緊張感がある
  • 幼児期(0〜7歳)には人見知りをしないと言われている
  • 幼児で多い特徴は「目を合わさない」「会話不成立」「他の子供達と遊ばない」など
  • 吃音があり、話したがらない
  • 発言に対して過去に恥ずかしい思いをしたことが有り、そのため積極的に話そうとしない

 

会話が上手くいかないことから「二次的に」人見知りになり、目立たないように振る舞い「人見知り」に見られる事があります。

 

治療法・まとめ

幼児の場合の治療法としては「小児神経科」や「小児発達神経科」、高学年以降なら「心療内科」「精神科」に相談しましょう。

 

その他、自宅や学校で出来ることとして以下の方法を試してみましょう。

 

(1)解答を簡単にする

難しい解答を求めるのはADHDにとって非常に苦痛です。「はい、いいえ」「YES,NO」など簡単な意思表示や解答から試みましょう。

 

(2)自分の意見を求めない

クラス活動などに消極的なADHDに、自分の積極的な意見を求めるのはやめましょう。挙手などの簡単な参加から始めてみましょう。

 

(3)メモを取る

あらかじめ発言することが決まっている場合は、メモを取って読み上げる方式をとり、解答できない事には無理に回答を求めないように誘導しましょう。発表前に先生や上司にチェックを求めるとさらに安心です。

 

(4)深呼吸などリラックス方法をいくつか持っておく

人見知りの要因のほとんどは「緊張」です。深呼吸する、緊張をほぐすストレッチをする、安心できるレベルまで準備をする等、自分なりのリラックス方法を見つけておくと良いでしょう。

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