ADHDとダイエットの関係

ADHDとダイエットの関係

ADHDとダイエットの関係

ADHDと肥満

「ADHDの人は肥満になりやすい」というデータがあります。

 

男子は1.5倍、女子は2倍に至ると言われています。

 

では、ADHDは何故肥満になりやすい傾向があるのでしょうか?

 

ドーパミン不足が原因

ADHDは脳内伝達物質であるドーパミンが不足していると考えられています。

 

そのため、以下のような「ダイエットの壁」があると考えられます。

  • 食べたいときに「一瞬待って考える」ということが苦手(衝動性)
  • 自分で決めたルール(食事・運動など)を含めた自己管理が苦手
  • ダイエットを含む「継続を必要とする行動」が苦手(すぐ飽きる・嫌になる)
  • 食事を自分で「計画」して食べるのが苦手
  • 手間のかかる料理より、手軽に一瞬で欲求を満たせるジャンクフードやお菓子が好き
  • 食事中も注意散漫で、「自分がどれほど食べたか」がわからない
  • ドーパミン不足を手軽に補える食事でドーパミンを補おうとする

元来不足しているドーパミンが普通の人よりも早く消費されてしまうため、これらの傾向が強く出た上に過剰にドーパミンを増やそうとするあまり、通常よりより多くの食事の量・回数となり、肥満に拍車がかかってしまいます。

 

ダイエットする上での工夫

1.運動

運動と言っても、元来計画倒れになる傾向が強いADHDですので、日頃の行動に「少しだけ加える・替える」程度の軽い運動から開始した方が良いでしょう。
具体的には「エレベーター、エスカレーターを使わず階段を使う」「駅を一駅分歩く」「自動車、自転車を使わずウォーキングをする」「大きな目標を立てず、靴紐を結ぶ、5分だけ歩く、などのスモールステップを積み重ねる」などです。

 

2.食事

食事の時は「一口かむごとに箸を置く」を習慣になるまでしてみましょう。

 

衝動性を抑え、満腹中枢が満たされるため食べ過ぎを防ぎます。

 

また白米やパン・砂糖などの炭水化物は習慣性があり、急激な血糖値の上昇と下降を起こすため下降時に情緒不安定になりやすいことが知られています。
「白い食べ物」の摂取を控えましょう。

スポンサーリンク