ADHDの人は片付けられない?

ADHDの人は片付けられない?

ADHDの人は片付けられない?

ADHDの人の中で多いのが「片付けが出来ない」という人です。

 

それはADHDの基本的な症状である「不注意」が大きく関係しています。集中力が無く、何かをやり遂げる事が困難なため、片付けを行う事が非常に苦手です。

 

酷い人は部屋の床一面に物があふれかえり、通帳や印鑑などの大切な物さえもどこにあるのか分からない状態になります。

 

また、ADHDの人は衝動的に物を大量に購入してしまいがちなので、そのせいもあって部屋が物であふれかえります。

 

物があふれかえるとイライラして落ち着きが無くなるので、片付けを始めては見るものの、興味が少しでも他の事に移ると、そちらに気を取られてしまい、結局片付けができません。

 

片付けが出来ないことにより、自分を責めてしまい、うつ病を併発してしまう可能性もあります。

 

悪化してしまう前に、下記のような何らかの対処をするべきです。

 

物を減らす

部屋の中にある物を「必要な物」「必要ではない物」「どちらにも分けられない物」の3つに分けます。「どちらにも分けられない物」は後日改めて仕分けをします。そして「必要ではない物」は思い切って捨ててしまいます。

 

もし周囲に手伝ってくれる人が居れば、協力してもらうのも良いでしょう。

 

物の置き場を決める

本棚にはCDと本だけを入れる、この棚にはぬいぐるみを入れる、など、どんな物はどこに収納するか決め、収納場所に入りきらなくなった物の中で必要ではない物は、古い順に捨てさせます。

 

そして、使用するために取り出した物は決められた場所に戻し、床に置かないように心がけさせます。

 

習慣化する

片付けが出来ない人は「後でやろう」と片付けを先送りにしてしまい、いつまで経っても片付けをしなくなります。その為、片付けを「今やろう」と考えるように、毎日の習慣にさせます。

 

一気に全てを片付けようとしても難しい場合は、「今日はこの区画だけを片付けよう」と片付ける範囲を決めてあげたり、協力してもらえる人がいれば手伝ってもらいましょう。

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