ADHDの人の寝坊対策

時間管理や約束を時間通りに守るのが困難なADHDにとって、朝決められた時間までに起きるのはとても苦痛です。

ADHDの特徴と寝坊のメカニズムについて見ていきましょう。

ADHDは目覚まし時計もあまり効果を発揮しません。時間通りである事に安心して「まだ大丈夫」と二度寝してしまうことも多いためです。

朝が早いと分かっていても、前の晩での夜更かしをやめられす、ぼーっとしてしまいます。

この症状は学生時代に多く見られますが、社会人になると少なくなることが多いです。

ですが、社会人になっても寝坊が治らない場合職を失う危険性もあります。

そのための対策を考えてみましょう。

職場や学校がごく近く出ない場合、通常は通勤通学に時間がかかります。

その分を逆算して「着替えの時間」「持ち物の準備の時間」「朝食・昼食の準備」をする時間を逆算してその分早く起きましょう。

職場や学校までの時間がどれ位かかり、何が必要かもあらかじめ朝の時間か前の晩に用意するようにする習慣を付けると良いでしょう。

時間のある時に「朝する事」のリストを作成し、何をするか、どの作業にどれ位の時間がかかるか計ってみるのも良い方法です。

感覚だけでどの作業にどれ位の時間がかかるか分からない場合、キッチンタイマーなどを使用するのも手です。

通常に人にとっては簡易な事でもADHDの人にとっては大変難儀なこともあります。

少しでも自分にとっての負担を減らしていく方法を模索すべきでしょう。