ADHDと学校の対応

ADHDと学校の対応

ADHDと学校生活への影響

通常学級か支援学級か

ADHDの子供の場合、通常の学校生活を送る事に困難が生じる場合が多いです。

 

通常学級に通わせて、先に書いた「環境変容法」に対応してくれる学校もあれば、支援学級に入れさせる学校もあります。

 

また、籍は支援学級に置いておいた状態で適宜、通常学級で授業を受けさせてくれる学校もありますので、小・中学校入学前にADHDと診断された場合は事前に学校側と相談及び調整をしておく必要があります。

 

支援学級の特徴

支援学級に籍を置いた場合、担任の先生側で「この子はこういう所に気を付けなければいけない」と認識してもらえるので、適切な対応や指導をしてもらえる可能性が高いです。

 

ADHDの子供は集団行動が苦手な場合もありますので、支援学級に通学することになっても、上手く通常学級の子供たちと一緒に活動が出来るように配慮してもらえる可能性が高いです。運動会など集団で行う行事に上手く参加できるようにプログラムを組み替えてくれて、そのおかげで子供が行事を楽しめたという事例もあります。

 

また勉強面でも学校側に事前に相談・連絡をする事によって担任の先生が創意工夫をして勉強をしやすい環境を作ってくれる事もあります。(例えばプリントを無くしやすい子供の場合はノートにプリントを糊付けしてあげる、等)

 

家庭での対応

宿題については、親側が創意工夫をする必要があります。子供がどんな場合に集中力を無くすか、どんな場合に驚くような集中力を発揮するかを観察して、上手く勉強が出来るように促してあげる必要があります。

 

ADHDの子供の為に

世間体だけを考えて、無理にでも子供を通常学級に通わせたいと思っている親も居ると思いますが、まずは子供の事を第一に考えて、学校・担任教師側としっかり連携を取って、子供が生き生きとした学校生活を送れるようにしてあげる事が大切だと思います。

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