アメリカのADHD
ADHDは日本特有の障害というわけではなく、世界的に知られている発達障害です。その中でも、アメリカはトップクラスでADHDの患者が多く、2013年時点では、子供の15%がADHDだという結果にもなっていたようです。
なぜアメリカではADHDの人がそんなに多いのでしょうか。ここでは、アメリカのADHDについてご紹介していきます。
なぜアメリカではADHDが増加しているのか
アメリカでは、ADHDについての診断の甘さが指摘されているようです。
少し多動があったり、不注意の兆候があると、ADHDだと診断されることも多く、薬を処方されるようなケースも多いそうです。
ADHDの診断の定義もあいまいで、定義も付け足されることも多く、そのために日本ではADHDだと診断されないようなレベルの子供でも、ADHDだと診断されているようです。
近年、子供をADHDだと診断し、薬を大量に処方するようなことが、問題にはなっているようです。
また、ADHDはちょっとした症状でも診断されやすいことから、この薬欲しさにADHDのふりをする学生たちもいたとのことです。
アメリカでのADHDに対する印象
患者が多いことからアメリカでは、日本以上にADHDについて広く認知されています。
ですから、ADHDであるといえば、どういう対応をするべきで、どういう症状があるのかということを知っている人も多くいます。
そのため、ADHDだからといって、大きな問題になるようなことは少ないでしょう。
日本のADHDの子供に比べると、自己肯定感を失ったり、二次障害を発症してしまうケースは少ないようです。
日本では、ADHDの子供は何をしてもうまくできないとなじられることも少なくなく、それが二次障害の原因になっていると考えられます。
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