ADHDは記憶力が良いことはあるのか

ADHDは記憶力が良いことはあるのか

ADHDは記憶力が良いことはあるのか

短期記憶をするのが苦手で、人の顔や名前を覚えるのが苦手だというADHDですが、逆に記憶力が良いということもあるのでしょうか。

 

ここでは、ADHDの人が記憶力が良いかどうかについて考えてみましょう。

 

ADHDの人の記憶力

ADHDの人の記憶力は、良いというよりもむしろ悪いことの方が知られています。

 

忘れ物をすることも多いですし、予定を忘れてしまったり、人の顔と名前が一致しないというようなことは、ADHDの人にはよく起こることです。

 

そのため、自分の記憶力が悪いということを自覚しているADHDの人も少なくありません。

 

ADHDの人が特に苦手なのは、「短期記憶」です。短期的な記憶が残りづらいのですが、長期記憶であれば、通常の人とあまり変わりがないのです。

 

ADHDの人の記憶力にはこのような特性があるのですが、逆に記憶力が良いということはあるのでしょうか。

 

ADHDの人の記憶力が良い場合とは

ADHDの人は、相当な記憶力の良さを発揮することがあります。それは、自分の興味のあることや、好きなことに関しての記憶力です。

 

ADHDに限らず、発達障害ではそういった脳の特性があるのですが、特にADHDの場合はこの特性が顕著に現れます。

 

そのため、興味のないことにかんしては物覚えが悪かったりするのにも関わらず、自分の興味のあることに関してはとんでもない記憶力を発揮するということがあるのです。

 

この特性が顕著に現れているという人は、覚えようと思わなくても、スラスラと覚えてしまうような感じです。

 

以上の特性をふまえて考えると、ADHDは記憶力が良いというよりも、自分の興味のあることなら自然と覚えられるといったところでしょう。

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