大人のADHDの暴力

ADHDの人には、その症状のために暴力を振るってしまうという人もいます。子どもの頃ならまだしも、大人になってから暴力を振るわれると、大変危険ですよね。

ここでは大人のADHDと暴力について考えてみましょう。

子どもの頃にADHDと気づけずに大人になってしまったという場合や、衝動性が強すぎたり、治療にちゃんと通っていなかったと言う場合、大人になっても暴力に出てしまうADHDの人もいます。

子どもの頃からADHDに気づき、適切な治療が成功していたのであれば、大人になってまで暴力を振るうという人はあまりいません。怒りっぽかったりイライラしやすいという程度のものなら残りかもしれませんが、物理的な暴力はおさまる傾向にあります。

しかし、多動性・衝動性が非常に高いタイプだと、治療をきちんとしていなければ大人になって犯罪にまで発展するような暴力をしてしまうということもあります。

上記のように、多動性・衝動性が高く暴力的な言動に走りやすいというタイプのADHDの場合、子どもの頃から徐々に治療をしていなければ、大人になった時に犯罪を犯してしまうようなこともあり、大変危険です。

ですから、ADHDでも特に暴力的だという子の場合は早期から治療を受けさせることが必要でしょう。

大人になってからADHDに気づいた場合でも、本人に治療の意思があれば、暴力を抑制することはできます。しかし治療を受けたがらないという場合は、暴力に巻き込まれないように距離を置くというのも必要かもしれません。

治療を受けさせるのであれば、本人が冷静なときに切り出してみることをおすすめします。