『ADHD教室』への通級
プロフィール: チェシャさん、43歳女性、主婦
幼稚園から小学校に入るにあたって、発達に問題が感じられる子を持つ親御さんは不安に感じられることも多いと思います。
そこで、うち子のケースについて書いてみたいと思います。
まず入学前診断の際に、うちの子は「しゃ」が「ちゃ」になるなど、多少しゃべりが年齢より明瞭でない、ということで、『きこえとことばの教室』に通級することを勧められました。
この『通級』というのは、専門の指導ができる先生のいる学校に、毎週、あるいは隔週で1回2時間程度、訓練をうけることをいいます。
もちろん言葉の訓練もありますが、自治体によっては『ADHD教室』も併設しているところがあり、学校に置かれている特別支援教室に行くほどではない子どもの苦手を、克服する手助けをしてくださいます。ですから『ADHD教室』がない自治体では、ひとまず『ことばの教室』に通う方も少なくありません。
うちの子の場合は、一年生のときに『ことばの教室』で発音、発声の訓練をうけながら、苦手の相談もしたのですが、二年時には訓練終了ということで通いませんでした。それから『ADHD教室』がはじまったということで、三年生から小学校卒業まで通いました。
訓練の内容は、二、三人でゲームをすることと自己紹介や相手の話を聞き出すこと。
ゲームをするのは、負け続けても怒らない、や、嫌な気持ちをどう落ち着かせるかを学ぶこと。そして自己紹介ゲームなどで、発達遅延のある子の苦手な、人の話を聞く、聞き出すこと、円滑に会話をするために無難な答えを用意するなどで、普段の学校では個別で対応してもらえない訓練をしてくださいます。
そして一番大きいのが、担任の先生の対応に疑問がある、発達障害に対して理解がない、と感じるときに、教員の立場としてお話しを聞いてくださり、場合によっては連絡帳や先生同士のやりとりで理解を求める助けをしてくださいます。
そして、もうすこし支援が必要ということであれば在籍校の特別支援教室を勧められますが、たいていの場合、訓練により少し人づきあいがうまくなることで、子ども自身も落ち着いて来ます。子どもが落ち着いたら、担任の先生も少しは理解し、配慮もしてくださるとでしょう。
子どもたちの学校生活が、少しでも居心地が良くなるといいですね。
スポンサーリンク
関連ページ
- ADHDをカミングアウトしてもらったことで打ち解けました
- ADHD患者として生きるという事
- 去年、大人の発達障害といわれました
- 知人の子供さんが多動性障害です
- ADHDの子供はみんなで育てる
- ADHDと診断されて
- ADHDと付き合う
- 普通にしてるんですけど普通じゃないの?
- 海外でのADHD体験談とそこから学ぶもの
- ADHDの子供には環境を整えて
- 私もADHDで悩んでいた事があるのでお伝えします
- 素敵な個性を持っているADHDの弟
- 弱めのADHD(多動性障害)の生活
- 現在、ADHDで通院中及び人生立て直し中
- ADHDで悩む人へアドバイス
- ADHDで社会に適合できるか否か
- ADHDは自覚がないと苦しむのでまず病院に行って病気であると診断してもらうのが最初の治療
- ADHDは子供の事を認めて褒めてあげることが一番の薬になる
- ADHDと上手く付き合うには
- 注意欠陥多動性障害について〜同級生のこと〜
- 良いところを伸ばしてADHDの後輩とよりよく付き合う
- ADHDの夫との仕方のない離婚
- ADHDかもしれない
- 自分と周囲が正しく自覚することが大切です
- 「整理整頓ができない」「落ち着きがない」ことへの手立て
- ADHDとうまく向き合いたい!
- 最愛の我が子に出来ること
- 周囲の理解が大切です
- 大人になってADHDと診断された従兄弟の生活について
- ADHDの夫と結婚して
- 兄のADHDを通して感じたこと
- ADHDの子どもを教えて分かったこと
- 違うタイプのADHD
- 私の甥っ子がADHDと診断されています
- ママ友が数人悩んでます
- ADHDの苦悩を身近に感じて
- ADHDは個性です
- 40歳のADHDの患者の現状
- ADHDで辛いのは不注意が多いこと
- 大人の発達障害+ADHDの人
- ニコニコして感じの良い方だったんですが
- 問題行動がなかった
- 息子が集中力がなくて困った
- 未成年のADHDの方の勉学、成績について
- 私のADHDについて
- ADHDの同僚との付き合いかた
- もううんざり、ADHDの上司
- 職場にいるADHDの人について
- ADHDで子育て奮闘中
- 看護師という職業に就く人にとってどうなのか、悩むところです
- ADHDのクラスメイト
- 学業に集中出来ず辛かった大学時代
- ADHDの持ち主です
- 娘が言うこと聞かない
- 同僚がADHD
- 友人がADHDのために社会人生活が苦しい
- 個性だと気づいてから姉も家族もハッピーに
- 笑えば可笑しい
- ADHDにおける日常生活
- 中学生になると手を焼いた
- ADHDでも工夫して生きる
- ADHDについて、私が思うこと
- 普通だと思っていたことが
- ADHDは、恥ずかしいことではない!
- 大人になり診断をされたADHDの友達
- 子供の頃から忘れ物やうっかりミスが多く、大人になった今でも苦労しています
- ADHDでも部署を変えると生き生きしている
- 重要な仕事は任されない
- ADHDのお子さんと接していた経験があります
- ADHDと診断されているお友達と息子との関係
- 落ち着きがなく忘れ物が多いADHDの娘がいます
- 上司がADHDでしたが支障はなかった
- ADHDの私と仕事と恋愛と