ADHDでも工夫して生きる
T.Y 52 男 会社員
会社で管理職をしていますが、とにかく落ち着きがなくてあっちに行ったりこっちに来たり、仕事に次々と手を出して完成させないまままた別の仕事をして「課長、何やってるんですか？」と言われることもしょっちゅうの毎日です。
片付けも苦手、机の上も中もぐじゃぐじゃで、1時間後の予定もわからないので、本当に日ごろから困っていました。
家でも同じ、会社から持ち帰った仕事、鍵、スマートフォン、クレジットカードがどこに行ったのかわからずとても苦労しています。
妻に聞いたら「あなた、大人のADHDっていうんじゃないの？」と言われ、あちこち電話して診てくれるメンタルクリニックを探しました。知能テストや心理テストを受けた後、先生が「確かにADHDっぽいけど専門の薬飲むほどじゃないから、ちょっと工夫しながら生活してみたらどうかな？」と勧められました。
そこで、自分では必死で大嫌いで持つのも嫌だったメモ帳を買って、なんでもかんでもメモをするようにしました。メモ帳は1冊失くしてもいいように2冊買いました。
それから、夫婦で話し合って、私が散らかしたり落ち着きがない時にはきちんと注意してもらう、そして私もそれを素直に受け入れるという約束をしました。
もうずっと心配していたということで妻はとても協力的で、気恥ずかしいのですが、私が予定にしたがって整理整頓して物事をこなせた時にはメモ帳の「今日やる事」の欄に赤ペンで花マルをくれるようになりました。
こんな単純なことでも少しずつやる気になったのが転機になったのでしょう。一つずつ、ゆっくりと落ち着いて、をモットーにして動くようにしてみたら、会社でのミスも少なくなり
「最近落ち着いて見えるようになりましたね」と部下から言われるようになりました。失くし物ばかりしていつもパニックになって探すのに手間取るよりも「片付け優先仕事は二番」と考えるようにしたら、仕事のスピードも早くなり、仕事もはかどるようになってほっとしています。
同じようなADHDの大人の人は増えているようです。何をやる時にも片付けや整理整頓を第一に考えると時間の節約になりますよと伝えたいです。
スポンサーリンク
関連ページ
- ADHDをカミングアウトしてもらったことで打ち解けました
- ADHD患者として生きるという事
- 去年、大人の発達障害といわれました
- 知人の子供さんが多動性障害です
- ADHDの子供はみんなで育てる
- ADHDと診断されて
- ＡＤＨＤと付き合う
- 普通にしてるんですけど普通じゃないの？
- 海外でのADHD体験談とそこから学ぶもの
- ADHDの子供には環境を整えて
- 私もADHDで悩んでいた事があるのでお伝えします
- 素敵な個性を持っているADHDの弟
- 弱めのADHD（多動性障害)の生活
- 現在、ＡＤＨＤで通院中及び人生立て直し中
- ADHDで悩む人へアドバイス
- ADHDで社会に適合できるか否か
- ADHDは自覚がないと苦しむのでまず病院に行って病気であると診断してもらうのが最初の治療
- ADHDは子供の事を認めて褒めてあげることが一番の薬になる
- ADHDと上手く付き合うには
- 『ADHD教室』への通級
- 注意欠陥多動性障害について〜同級生のこと〜
- 良いところを伸ばしてADHDの後輩とよりよく付き合う
- ADHDの夫との仕方のない離婚
- ADHDかもしれない
- 自分と周囲が正しく自覚することが大切です
- 「整理整頓ができない」「落ち着きがない」ことへの手立て
- ADHDとうまく向き合いたい！
- 最愛の我が子に出来ること
- 周囲の理解が大切です
- 大人になってADHDと診断された従兄弟の生活について
- ADHDの夫と結婚して
- 兄のADHDを通して感じたこと
- ADHDの子どもを教えて分かったこと
- 違うタイプのADHD
- 私の甥っ子がADHDと診断されています
- ママ友が数人悩んでます
- ADHDの苦悩を身近に感じて
- ＡＤＨＤは個性です
- 40歳のADHDの患者の現状
- ADHDで辛いのは不注意が多いこと
- 大人の発達障害+ADHDの人
- ニコニコして感じの良い方だったんですが
- 問題行動がなかった
- 息子が集中力がなくて困った
- 未成年のADHDの方の勉学、成績について
- 私のADHDについて
- ADHDの同僚との付き合いかた
- もううんざり、ADHDの上司
- 職場にいるADHDの人について
- ADHDで子育て奮闘中
- 看護師という職業に就く人にとってどうなのか、悩むところです
- ADHDのクラスメイト
- 学業に集中出来ず辛かった大学時代
- ADHDの持ち主です
- 娘が言うこと聞かない
- 同僚がＡＤＨＤ
- 友人がADHDのために社会人生活が苦しい
- 個性だと気づいてから姉も家族もハッピーに
- 笑えば可笑しい
- ADHDにおける日常生活
- 中学生になると手を焼いた
- ADHDについて、私が思うこと
- 普通だと思っていたことが
- ADHDは、恥ずかしいことではない！
- 大人になり診断をされたADHDの友達
- 子供の頃から忘れ物やうっかりミスが多く、大人になった今でも苦労しています
- ADHDでも部署を変えると生き生きしている
- 重要な仕事は任されない
- ADHDのお子さんと接していた経験があります
- ＡＤＨＤと診断されているお友達と息子との関係
- 落ち着きがなく忘れ物が多いADHＤの娘がいます
- 上司がADHDでしたが支障はなかった
- ADHDの私と仕事と恋愛と