ADDの治療法
ADD(不注意優先型・注意欠陥障害)の治療の場合も、ADHDと同様に大人の場合は精神神経科、子供の場合は小児神経科等の病院に通う事になります。
ADDの治療法
治療法はADHDと同様に薬物治療となりますが、ADDの場合ADHDとは若干治療薬が異なります。ダニエル=エイメン博士という人がADDを脳の状態に合わせて6つのタイプに分類し、そのタイプ別に治療方法を提案していますので紹介します。
1.基本的タイプ
…症状:注意散漫、無秩序、不注意、物忘れ。ドーパミン不足
…処方薬:刺激薬(リタリン、コンサータ等)が処方されます。
2.不注意タイプ
…症状:不注意、白昼夢、注意散漫、物忘れ、先延ばし傾向、ドーパミン不足
…処方薬:刺激薬が処方されます。
3.過集中タイプ
…症状:基本的ADHDの症状、注意の切替が苦手、強迫行為、強迫観念、柔軟性の欠如、心配性、反抗的、ドーパミンとセロ
トニンの不足
…処方薬:刺激薬とSSRIが処方されます。
4.側頭葉タイプ
…症状:苛立ち、短気、激怒、パニック、恐怖症、強い偏執、否定的もしくは暴力的思考、原因不明の頭痛もしくは腹痛、情緒不安定
…処方薬:抗痙攣薬が処方されます。
5.辺緑系タイプ
…症状:うつ、不注意、物忘れ、無秩序、先延ばし傾向、否定的、睡眠障害、絶望感、罪悪感、無気力、性欲減退、引きこもり、低自己評価、ノルエピネフリンとドーパミンの不足
…処方薬:抗うつ薬が処方されます。
6.火の輪タイプ
…症状:強い衝動性、基本的ADHDの症状、怒り、攻撃性、柔軟性欠如、一つの考えに捕らわれる、気分の周期的変化、早口、過敏性(触覚、聴覚、視覚、臭覚等)
…処方薬:抗精神薬、抗痙攣薬、精神刺激薬、抗うつ薬が処方されます。
以上の様に一口にADDと言ってもタイプごとに症状は違い、処方される治療薬が異なります。
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