ADDは片づけられない病気?

ADDは片づけられない病気?

ADDは片づけられない病気?

片づけられないADDの症状とは

一般にADDの人は部屋や机、家の中を片付けるのが苦手だとされています。

 

ですが、「片づけられない」のは決して病気ではなく、障害のためといえます。

 

特徴

以下のようなADDの要因が重なって片づけられない事態が発生します。

 

  • 完璧主義のため、徹底的に掃除しないと気が済まないので始めるのが億劫:掃除を開始すると「徹底的にきれいにする」という記憶が残っていて、一度始めると大ごとになることが分かっているためになかなか始められない
  • 物忘れのため、どこに何があったのか忘れてしまう:出したものをしまおうとしても、そもそもそれがどこにあったものかを忘れてしまっているのでしまうことができずに途方に暮れてしまう
  • 先延ばし癖のために、いつまでも片づけることをしない:物事を先延ばしにする癖が片付けにも出てしまい、「ものを片付ける」こと自体を先送りにして散らかったままだったりどんどん散らかることになる
  • 集中力が続かないために、途中で片づけに飽きてしまい終わらせることができない:好きではないことには集中力が続かないため、少しでも長い時間に片付けをしようとしても終わらず、中途半端になって片付かない
  • 意識がそれてしまう癖のため、掃除以外のことに少しでも気を取られると片付けを続けられない:多動の症状のうち意識がそれる性質が出てしまい、少しでも何かの刺激(電話が鳴る、インターホンが鳴るなど)で意識がそれて、元に戻そうと行動しても戻せない

 

このように、ADDの特徴は片付けを困難にし、きれいな状態を維持するのを困難なものにしています。

 

注意点・まとめ

脳の障害による症状ではありますが、決して片づけることが不可能なわけではありません。

 

特に様々な立場を兼任しなければならない女性(母、妻等)は、それだけで負担が増大してしまいます。

 

助けを求めるか(家族やヘルパーさんなど)工夫をしてみる(メモ、タイマー、一区切りまで掃除した時のご褒美など)等を行い、出来ることから&一度に一か所、を心掛け掃除を試みましょう。

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