ADDは遺伝するのか
ADDの遺伝とは
一般的ADDは遺伝する確率は高いとされていますが、まだ仮説の域を出ていません。
遺伝「するかもしれないし、しないかもしれない」というのが一般的です。
発生確率と具体例
親や兄弟、子供のADDに影響するのであれば、遺伝の可能性は否定出来ません。
- 両親が2人ともADDの場合、子供に遺伝する確率は20%ほど
- 兄弟にADDがいる場合は25〜35%の確率で遺伝する
- 子供のADDは遺伝の確率はばらつきがあるが、大人のADDは遺伝の可能性がある
- 子供が一卵性双生児の場合は55%〜92%の確率で発生率が高くなる
- 全体的な発生率は3〜5%
ADDやADHDには約20個の遺伝子が関係してるとされ、先天性の根拠となっています。
遺伝と関係ない場合
仮にADDやADHDの両親に育てられた場合、その生活習慣やADD・ADHDの傾向が子供に強く関係することがあります。
親の接し方や人間観関係など、日常生活による後天性の性質もあるので一概に言うことは出来ません。
集団生活が始まり、多動や不注意、衝動性等の特徴が現れ始めたら注意してみてください。
また、同時に子供のみではなく自分(母親・父親)にADDやADHDではないか疑ってみることも必要となってきます。
注意するべき点はあくまで「脳の障害」のため発現する物で、育て方やしつけで発病する物ではないと言うことです。
まとめ
自分の子供が「ADDかもしれない」「遺伝しているのかも?」と思う前に、子供さん自身がどのような困難に直面しているか注意深く観察することが大切です。
ADDでもADHDでもない場合でも、親の言動を見よう見まねで似てくるという事もあるからです。
子供時代の発見によって適切な発育が出来、成人でも二次障害を防ぐことが出来ます。
ADDもADHDも脳の障害ではありますが、家族制の物ものであるという説もありますので、どのような部分が引き継がれているか(100%引き継がれることはまずありません)を考慮し、日常生活の中で改善していくのも大切です。
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