軽度のADD
軽度のADDとは
ADDにも「重度」「軽度」が存在すると言われています。多くは複合要因の多さ、少なさによるようです。
特徴
「軽度のADD」また重度との違いを見ていきましょう。
- 重度:発達障害の他の症状(アスペルガー、学習障害など)もある時
- 重度:二次障害(うつ等)を併発していること
- 軽度:子供の時にあった症状が大人になっても続き、消失しない、社会生活に軽く支障が出る程度である事
- 軽度:「人より少し(だいぶ)〜である」といった、特技、変わっているで済む程度の症状
- 軽度:医師の判断で「ADDの傾向はあるが、ADDとしての診断はしない」と言われる
軽度では通常の人が持っている単発の「癖」「性格」と混同しがちです。
注意点・まとめ
幼少期には目立つ行為も消失していくことも多いADHDですが、ADDは多動がない分発見が遅れる・発見されにくいと言われています。
成人してから「ADDかも?」と気付くことが多いのは、周囲の反応や助言(診断を受けた方が良い、等)、社会生活に支障の出る程度の障害の発露があるためと考えられます。
あくまで「軽度ADD」の場合、社会生活を送る場合には多少の工夫(例:物忘れにはメモを取るなど)をすれば問題ないでしょう。
しかし、程度の問題(極端に症状が発露し、仕事と周囲に多大な迷惑や致命的なミスをするなど)で本人も困惑している場合は、やはり専門機関での診断を仰ぐと良いでしょう。
極端かどうかの判断は個人の判断と周囲の意見が必要です。
診断が下れば対応策も立てられ、今よりも生きづらさを軽くして行くことも出来ます。
料理が出来ない、家が片付けられない、お金の管理が苦手といった個人的な問題から、忘れっぽい、計画が立てられないなどの支障がありますが、「でも軽いから」と流してしまわずに、周囲の意見を聞きつつ診断を受ける機会を持ちましょう。
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