ADDに効くサプリメントや漢方薬

ADDに効くサプリメントや漢方薬

ADDに効くサプリメントや漢方薬

ADHDとサプリ・漢方薬とは

脳の機能障害であるADHDは、通常分泌される脳内物質(ドーパミン、ノルアドレナリンなど)の少なさ・過剰さなどにより生じるものとされています。

 

そのため、「では、その脳内分泌物質をサプリメントや漢方で取り入れたら効くのでは?」というのがこの療法です。

 

種類と効用

特に脳内のドーパミンの濃度がADHDに影響があるという説が多く、さまざまなサプリメントが流通しています。

  • チロシン: アミノ酸の一種で、ドーパミンの前駆物質になる
  • PS(ホスファチジルセリン): 脳の血流改善、 情報伝達を良くする
  • フェニルアラニン: チロシンの前駆体
  • 抑肝散(よくかんさん): 精神の高ぶりを抑える
  • 六味丸(ろくみがん): 脳、身体の発育を促進する
  • 小建中湯(しょうけんちゅうとう): ADDの不注意、不活発に効くとされている

サプリメント・漢方薬共にこれ以外にも多くの「ADHDに効く」とされているものが存在しますが、個人差もあり自己判断での服用は危険です。

 

服用している薬と相性の悪いサプリメント(セントジョーンズワートなど)もありますので、服用の際にはかかりつけの医師に相談すると良いでしょう。

 

注意点・治療法・まとめ

サプリメントを用いた研究のエビデンスは大変少なく、「噂で聞いたけどこれが効くらしい」という範疇の自己責任での結果があるにとどまっています。

 

あくまで本来のADHDの治療のサブ的な位置で服用を試みるのが良いと言えるでしょう。

 

また、漢方薬は西洋医学の範疇に入らないため、学会での研究発表や論文でも意見が分かれ、真偽が問われているところです。

 

ですが、漢方薬の研究が進んでいる中国の大学での長期にわたる研究エビデンスでは、IQのスコアが高くなった、症状が消滅した、軽微になった等の報告があります。

 

一般に西洋薬よりも副作用などが穏やかと言われる漢方薬も、西洋の薬品・サプリメントで望んだ結果がうまく現れなかった場合は選択肢に入れても良いでしょう。

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