ADDの人の遅刻対策

ADDの人の遅刻対策

ADDの人の遅刻対策

ADDと遅刻とは

ADDの人にとって、遅刻は大きな問題です。

 

学校での信用、また社会的信頼も失いかねません。

 

ここでは、ADDの遅刻原因と対策を考えていきます。

 

特徴

ADDにとっての遅刻は、悪意やだらしなさによるものではなく、脳の障害による物である事を今一度確認しましょう。

 

  • ADDの症状特徴の一つである「不注意」による障害:「いつ」「何が必要で」「どこにいるか」を記録した物を忘れてしまう、もしくは記録したそのもののことを忘れてしまう、予定そのものを忘れてしまう
  • 頭の中ではいろいろなことが渦巻いているため、物事の優先順位が付けられず、出掛ける準備や到着が遅れる:頭の中でのワーキングメモリ(その時々の短期記憶)が考える必要のない事でいっぱいいっぱいになっていまい、重要なことの優先順位が低くなり約束を破る・遅刻する・信用を失ってしまう
  • マイペースで問題を先送りにする傾向:基本的にマイペースでしか物事を進められないため、予定を行う日時の記録なども先送りになってしまい、結果的に約束を反故にする、約束をし直しになる等周囲との軋轢が生じる

 

ADDの傾向をつかんだ上で、考えられる対策を練っていきましょう。

 

対策法・まとめ

このように、遅刻は社会生活を送る上で甚大なダメージをADDの人に与えることになります。

 

そのため、可能な限り現在存在するツールで遅刻を防ぐ方法を考えてみましょう。

 

(1)メモを取るのを「癖」にしてしまう

いつも携帯できる大きさのメモを所持し、すべての記録をそこにする。(記録場所を忘れてしまうので記録場所は一カ所に絞る)

 

何度も見直す(1時間に1回など)癖・習慣を付け、安心感と共に確実性を上げていく。

 

(2)アラーム・タイマーを付けるのを癖にする

グーグルカレンダーや社内の共有ソフト(各人の予定が一括して見られるソフト。サイボウズなど)にすべて予定を記載し、予定が近づいてきたら声をかけてもらうなどのフォローをしてもらう。

 

ADDだから遅刻は許される、と言うことはありません。出来うる限りのことを自分で行い、周囲の人にサポートをお願いするのもいいでしょう。

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