ADDの人の学校生活
ADDと学校生活とは
学校生活は、義務教育中は本人の意思によって学校やクラスメート、担任を選ぶ自由が制限されている事を考慮しなければいけません。
特徴
学校生活を送るために必要な本人の環境と考慮すべき点は以下の通りです。
- クラス替えが本人の意思と関わりがない:社会では個人活動などが出来る場合もあるが、基本的に自分の意思と関係のないクラスメートと一緒に勉強していかなければならない。意思疎通や空気を読まなければならないコミュニケーションが上手くいかない場合、阻害やいじめの対象になる事もある
- 選択科目など義務教育中は制限される:自分の得意、不得意科目が存在しても基本的にすべての教科について平均程度〜それ以上の成績を収めることを求められる。ADDは不得意科目には通常以上の苦痛を伴いながら学ばなければならない
- 担任が選べない:通級(特殊学級に不得意科目だけ通う)や副担任制度を導入している学校もあるが、基本的に学校側が選んだ担任と合う合わない関係なくつきあわなければならない(社会であれば上司、仕事内容などは部署変更などで対応可能な場合がある)
- サークル、部活動等はある程度自由に選べる:部活やサークル活動は自分の意思で選べるので、部のメンバーや活動内容が合えば本人に適した活動を行うことが出来る
- 時間配分に個人の裁量が入る余地がない:時間割が決まっているので、社会に出てフレックスタイム制などが導入されている会社などで働く場合と違いマイペースで学習したり活動したり出来ない
社会に出れば責任も大きくなりますが、自分で選んだりやる時間を決めたりする自由が増えるので、義務教育までをどう過ごすかがポイントになりそうです。
まとめ
自発性と自由度、本人にとって通常学級と通級をしたほうが良いかどうかなど、本人や親が悩むだけでは進歩しません。
かかりつけの主治医との相談をしながら、学校とも密に連絡を取り担任の先生とも納得がいくまで話し合いましょう。
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