ADDの人の適職とはなにか

ADDの人は自分が興味関心を持っている事に関しては驚く様な集中力を発揮したり、直観力や決断力に優れている、素晴らしい創造性を持っている等の長所があります。

では、ADDの人が持つ長所を活かせる「適職」とは何かを考えてみましょう。

ADDである人の中には、プロのスポーツ選手として活躍している人や、ファッションモデル、俳優、歌手等、芸能界で活躍している人も居ます。

ADDの長所である直観力や決断力、素晴らしい創造性を活かしているのでしょう。

それを考えると、ADDの人はADHDの人の様にデザイナーや音楽家等のクリエイティブな仕事や、とっさの判断力が必要となるスポーツ選手が適職ではないかと思われます。

また、興味関心がある事に対して集中力を発揮する為、もしプログラミングに興味関心があればゲームソフトやコンピューターソフトの開発者も適職と言えます。

他にも想像力や個性が必要な芸能界での仕事も適職と言えるでしょう。

逆に、ADDの人は整理整頓が苦手、ケアレスミスが多い、物事に飽きっぽいといった短所が有る為、ミスが許されない経理関係の仕事や事務作業、コツコツと同じ作業を続けなければいけない単純作業が発生する職業には向いていないと言えます。

もし就職に迷った場合は、適職診断が出来るWEBサイトは数多くあるので、そこで診断をしてみたり、地域障害者職業センターや発達障害者支援センター等に相談をして、自分に一番合っている可能性がある仕事についてアドバイスを貰う、という方法があります。

実際に就職して現場で働かなければ分からない部分もありますので、興味がある職業があればその世界に飛び込んでみて、自分の肌で適職かどうか確認してみるという方法もあります。（ただし短期間で仕事をコロコロと変えると、次の転職が上手く行かなくなる場合もあります）

ADDで無い人でも自分の本当の適職が分からない、適職に就けていないという人は数多く居ます。「自分がADDだから上手く仕事が見つからないのだ」と悲観する必要はありません。利用出来る物は利用し、興味のある事にはどんどん挑戦していけば、最終的には自分の本当の適職が何なのかが分かると思います。