ADDが悪化する場合
ADDの悪化とは
ADDはストレスなどによる悪化が懸念されることもありますが、日常の食生活が最も大きく影響するとされています。
影響を及ぼす習慣の特徴
最も影響を及ぼすとされているのは毎日の食生活です。
- 3食をきちんと摂る他、間食をきちんと摂る(1.2回):空腹の状態をなるべく作らないようにするため、3食の食事とその間に間食を1〜2度はさむことを心がける。間食は良質なタンパク質が望ましい
- 毎食きちんとタンパク質を摂取する:炭水化物を控える分、タンパク質を多く摂るように心がける。(肉、魚、チーズなど。ただし乳製品に敏感な人はチーズは避ける)
- 炭水化物を控える、もしくはやめる:炭水化物は身体に吸収されるときにブドウ糖に変わり、糖質として消化される。実質的には砂糖や穀類を摂取していることと変わりないので、なるべく控えるかスッパリやめる等の工夫をしてみる
- 果物やジュースの摂取を控える:果物は果糖、ジュースはブドウ糖液糖や人工甘味料が使われており、ADDに悪影響をもたらすと言われている。ミネラルウォーター、甘味料の入っていない物やカフェインの強くないお茶(そば茶、ルイボスティなど)に代替する
- 積極的にオメガ3を摂取する:脳の働きに有益と言われるオメガ3を摂取するのを心がける。サプリメント、食品から摂取できる。
- コーヒー、チョコレート等カフェインの入っている物を避ける:カフェインはADDの症状を悪化させると言われている。コーヒー、チョコレートの他にお茶(紅茶、緑茶、ウーロン茶等)に含まれる物も意識して減らす工夫をする
- 砂糖を控える:過剰な摂取はADDの過集中と注意力の欠如の原因となる事がある。砂糖をそのまま飲み物や料理に使うのは勿論、お茶やお菓子などに含まれる砂糖の総量も頭に入れておくと良い
- ファストフードを控える:冷凍食品を多用するファストフードはADDを悪化させる恐れがある。なるべくファストフード店を利用するのは避け、定食やバランスの取れた食事を摂る回数を増やす
- 人工甘味料、人工着色料を避ける:この組み合わせもADDの諸症状(物忘れ、注意力欠如)を悪化させると言われています。鮮やかすぎる色合いの食品やお菓子はなるべく避ける
- 黄色い野菜を避ける(トウモロコシ、かぼちゃ、じゃがいも等):黄色い野菜は「野菜」というカテゴリよりも「穀物」「穀類」カテゴリに含まれる。身体で消化されると糖類に変化するので、ADDを悪化させる要因になるので出来る限り避ける。
通常の人の健康対策にも通じるところが多々ありますが、ADDでは特に意識していきたい所です。
改善策・まとめ
現在の糖尿病対策・ダイエット等でも話題になっている「糖質制限」ですが、こうしてみるとADDにも効果がありそうです。
砂糖(特に精製された物)、炭水化物、穀類を必要最低限にとどめることはADDの悪化を食い止めることにもなる上に体重管理や生活習慣病の予防にも役立ちそうです。
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